渋谷エールジョブシャドウィング 第9回レポート

「〜経営者やリーダーと職場で過ごす半日間〜」

2月6日、ノブさん(ニックネーム)が、メディアエンジン有限会社 代表取締役 内田勉さんのジョブシャドウイングを実施しました。

今までしたことがない事を経験したい

参加者 ノブさん(ニックネーム、39才、男性)

社長のかばん持ち企画に参加して。

現在、求職中で今まで自分は魚関係の仕事がほとんどで、どういう職種につけば良いか分からずにいます

そこで『今までしたことがない事を経験したい、今後の自分に活かしたい』という思いがあり、応募したのがきっかけです。

当日、内田さんのところに1日体験という形で参加した感想はと言いますと、内田さんのフォロー、お茶くみ、建物ができたばかりなので片付けや掃除などを行いました。

当日は朝日新聞の取材もあったので、上に書いたお茶くみ、写真を撮ったり、取材のフォローもアシスタント?的なこともやらせてもらい、販売職とはまた違う良い体験・経験をさせてもらい、大変ためになる有意義な1日になりました。

今後、内田さんに雑用でもSOSがあれば喜んでお手伝いしたいと思います。

社長のかばん持ち1日体験、感謝しております、ありがとうございました。


訪問団体

メディアエンジン有限会社 代表取締役 内田 勉 さん

場所:シェアハウスMAZARIBA巣鴨
内容:シェアハウス雑務・取材立ち会い

ノブさんのカバン持ち受け入れですが、1度、彼の都合で急遽延期になった事があり、多少不安がありました。今回はきちんと来たので、安心しました。

会った印象としては、真面目で大人しそうな感じでした。過去の職歴など少し話をしてみて、発言内容もしっかりしていたので、これなら大丈夫そうだと思いました。

当日は朝日新聞のWithNewsという媒体が僕の取材にやってくるので、まずはシェアハウス内の簡単な掃除と片付けをしてもらいました。
スーパーの魚売り場で働いていた事もあるだけあって、そつなくこなしてくれました。

午後から、いよいよメインの取材対応。
僕が記者に対してどんな話をしていたのか、メモして後で報告するようお願いしました。同じ現場にいて、記者が感じた事と、一般人のノブさんが感じた事がどう違うのか、知りたいと思ったのです。

記者とカメラマンの2人が取材場所となったシェアハウスのリビングに入ると、撮影の関係でノブさんの居場所がなく、隣のキッチンに隠れるような感じで話を聞いてもらいました。取材時間は2時間ほど。その間、飽きる事もなくちゃんと話を聞いてくれました。

インタビュー取材が終わり、僕がどんな話をしていたのか確認すると、長いインタビューのなかからポツリポツリと言葉を拾っていた、という感じで、彼が何を感じたのかが全く分からず『うーん、これは厳しいな…』という内容でした。

こちらも「こういう部分をメモしてまとめて欲しい」と具体的な指示を(あえて)出さなかったので、仕方ない部分ではありますが、「自分がこういうアウトプットをしたら、相手がどう思うか?」という所までは気がまわっていないのだなと思いました。

最後は、インタビューで僕が予想より疲れてしまったので、しばらく雑談をして終了にしました。
ノブさんの人間的な部分については、目をあわせて話さないのが気になるものの、あとは普通で、一般的な就労・生活ができると思いました。

カバン持ちの仕組み(制度)面なのですが、当日知らない人がやってきて、何をどこまで頼んだり任せたりしてよいのかが、よく分からない、と強く思いました。じっと見学してもらうのが良いのか、それとも何か手伝ってもらうのが良いのか。また、手伝ってもらって失敗したら本人が自信を無くしてしまうので良くないのか、それとも失敗も良い経験として体験してもらうべきなのか。
本人の状況が分からないと、「お客様」として当たり障りない感じで接する事になりがちで、もったいないと思いました。